売上ベスト5新シリーズライトノベル(2009年度後編)☆コラム(4)
4例によって2009年度初週売上TOP10
今回は、ベスト5を紹介する。
なお10位から5位を紹介した前編はこちら
第5位
著者は「乃木坂春香の秘密」の五十嵐雄策さん、イラストは「西又葵が男性声優との結婚を決めた理由」等で有名な西又葵さん。ストーリーは、たしか主人公の住むアパートが舞台で、モテモテものだった記憶が。初巻はかなり売れたと思うんですが、続巻の間隔があきすぎて、そのうちにフェードアウトしていったような感覚でした。
第4位
いわずと知れた鎌池和馬さんの代表作の1つですよね。シリーズ累計は120万部。 鎌池さんといえば、累計1610万部の「とある魔術の禁書目録」が目立っていますが、「未踏召喚://ブラッドサイン」等の他の作品も売れています。また速筆なことでも知られ、28ヶ月連続刊行は記憶に新しいところ。
2015年秋から翌2016年冬クールまで2クールアニメにもなった本作は、ヘヴィーオブジェクトと呼ばれる圧倒的な戦力兵器によって戦争の形態が180度変わってしまった世界を舞台に非力な主人公と相棒の2人組みが生身で活躍するSFバトルアクション。アニメも非常に面白かったので、知らない方にはオススメです。
第3位
こちらも「ゼロの使い魔」で知られるヤマグチノボルさん、兎塚エイジさんコンビの作品。残念ながら2巻で絶筆となっております。亡くなられなければ、ヒットしてアニメ化もされていたのかなという作品ですね。 私にとっても思い出深い作品、作家さんです。最終完結巻「ゼロの使い魔 22 ゼロの神話」が先日代筆によって発売されましたね。
第2位
少し毛色が違いますが、メディアワークス文庫刊の本作。小劇団をめぐるお金稼ぎのお話。これ発端が面白くて、「図書館戦争」で声をあてていた沢城みゆきさんと著者の有川浩さんが出会ったことから生まれた作品なんですよね。 有川浩さんといえば、ベストセラー作家として、「空飛ぶ広報室」「三匹のおっさん」「旅猫リポート」等数々のヒットを出してきた大作家ですが、アテレコでの交流から一本本を書いてしまうのはすごいですよね。
第1位
もはや何を紹介すればいいかわからないですが、「デスゲーム」「WEB小説」の元祖とか色々言われますが、まあもし読んでいない人がいれば、読んでくださいと。
絶対に後悔しないので読んで下さいと。
小話
この年は、大ヒットがゴロゴロ出る当たり年でしたね。また、新人賞作家さんではなく、有名作家さんの作品がヒットした傾向。ただ、売れたわりに続巻やアニメ化まで行く作品の比率は低かった所感。
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