魔術破りのリベンジ・マギア☆新作ライトノベル紹介☆試し読み（３５）

毎回新シリーズライトノベルの試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ「魔術破りのリベンジ・マギア」をインフォします。

魔術破りのリベンジ・マギア
1. 極東術士の学園攻略

６月１日発売！
Amazon.co.jpで詳細を見る
メーカー希望小売価格：638円＋税

そして、あらすじ、詳しくは公式で
【新シリーズ】魔術破りのリベンジ・マギア | HJ文庫公式Webサイト
 Revenge-magia.net

日本の魔術は世界一！東洋VS西洋の本格魔術バトル

二十世紀初頭――めざましい科学技術の発展の裏で、人類は確固たる魔術文明を築き上げていた。世界のパワーバランスすら左右する“魔術師”を育成する機関「セイレム魔女学園」。そこで起きた怪事件解決のため、凄腕術士・土御門晴栄（つちみかどはるな）が米国の地に立つ！「あらゆる状況を想定し戦術を千変万化させていく――これが、陰陽師の戦い方だ」北欧神話・死霊術・吸血鬼、様々な魔術体系を東洋魔術でブッ飛ばせ！ハイエンド魔術バトルファンタジー、ここに開幕!!

⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ
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そして私の評価はこちら
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※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから･･････工夫します。

先ほどスタッツでも書いたが、魔術、学園都市、オカルト、バトル？、ミステリー？の複合系。ここまで色々な要素が混じりあうと、普通は設定に破綻をきたすのだが、今の所は問題なく転がっている。類似ジャンルとしては、「とある魔術の禁書目録」シリーズ系が一番近い存在になるのではないか。あるいは、女性にも一定の人気がある「東京レイヴンズ」。いずれにせよ、最近マイナーな陰陽師＋魔術＋バトル？に、女主人公という挑戦的なタイトル。個人的には高評価だが、果たしてどうなるか。

■ストーリー
ストーリーに目を向けると、偽悪家主人公というのもまた珍しいものである。たいていはライバルキャラがこのピースに当てはまっていくので、女性主人公だからバランスをとったようにも見える。ミステリー要素とバトル要素のバランスでお話の展開が変わっていくが、主人公の復讐譚的要素と、周囲の人と関わる中での精神的成長が描かれるのではないかと思っている。

やっぱり度肝を抜かれたのは、女主人公。「スレイヤーズ」での成功は有名だが、軒並み失敗している。「蒼穹のカルマ」を書いた「デート・ア・ライブ」の橘公司さんも女主人公は売れないという話を「いつか世界を救うためにクオリディア・コード」のあとがきに記しているほど。近年の芳文社の人気等を見れば、なぜラノベで百合はだめなのか、なぜ女主人公は売れないのかというのを深く考えてみる必要はあるだろうが、かなりの懸念点ではある。それに加えて、オカルト系で複雑な世界観も禁煙難しいジャンルと言われているので、好きな作品だけにウーーーー！って感じである。

■総評
正直好きな話。多分買って読みます。設定がてんこもり、色々な意味で挑戦的な作品なので、ワクワクが止まらないですね。ストーリーがたとえ王道になったとしても、新しいものが読めると思います。女主人公、偽悪家主人公、学園都市に、魔術でのバトル、さらに使うのは陰陽師。いやーひゃー、ひゃーって感じですね。こういうのが売れてくれると、ライトノベルの幅が広がると思います。皆さん、できれば試し読みを読んで、納得したら買ってください。
・ラノベ界の発展を願う人
・今までに無い物語を読みたい人
・女主人公好きな人
・いろいろマンネリな人