売上ベスト10新シリーズライトノベル(2011年度特別編①)☆コラム(11)
ご好評に付き各年度別、初週売上の紹介をします。今回は2011年度特別編①!
2011年度の初週売上TOP10以外の有名作品を紹介したいと思います。
前回記事や、ランキング記事についてはこちらにまとめました↓
第41位
著:七月隆文、イラスト:閏月戈。全11巻+短編集1巻。公称累計売上220万部以上の大ヒットラノベ。一迅社文庫、空前絶後のアニメ化作品だったと思います。この時期の作品は、判で押したように「テンプレハーレムラブコメ」が多いですね。
本作の特徴としては、お嬢様ばかりが通うハイソな女子校に、一人の少年が放り込まれるという話。学園側としては、卒業生が悪い男に騙されることの対策として男というものを知り、免疫をつけるために引っ張られてきた裏山…かわいそうな少年。女の子に手を出してはいけない蛇の生殺し状態でラブコメをやる感じだったかな。
挿絵の使い方とか、文章表現の仕方とか、結構新しかったですね。それにしても一迅社文庫、今後は新シリーズを出さないっぽいので、非常に残念です。
第37位
著:白鳥士郎、イラスト:切符。こちらもいわずとアニメ化作品。既刊13巻、公式シリーズ累計100万部以上(2015年の数字なので、もっとだと思われる)
農業を真面目に描いた作品。かなり挑戦的で、新しい作品だたっと思います。農業高校で繰り広げられるいろいろな日々の暮らしやイベント行事などが描かれていて、家庭菜園や、鶏などの家畜を飼っている人には役立つ情報もふんだんに盛り込まれていました。
ダブルヒロイン体制でしたが、「ハーレム」というよりも、登場人物の内面を丁寧に描き、ストーリー展開で魅せるタイプの作品。白鳥さんも切符さんもこの作品からヒットメーカーになりましたね。岐阜県のプロモーションにも使われていたのが印象的でした。
第30位
著:竹井10日、イラスト:CUTEG。全16巻。公称の累計売上は無いですが、アニメ化もしてるし恐らく100万部以上は売れいるでしょう。これはもう学園モノの「テンプレハーレム」に見事に乗っかった作品というか、うまくギャグを効かせたなと思う設定の作品でした。事故により人生の選択肢(フラグ)が見えてしまう少年が主人公で、ことごとく建築されるフラグをことごとく破壊していくという感じなのですが、ストーリーはハチャメチャだし、ヒロインの数も種類もハチャメチャなので、はっちゃけた感じが小気味よかった印象です。講談社ラノベ文庫としても、結構まれなアニメ化作品という感じでした。
今回はここまで! 2011年度は粒ぞろいなので、おそらく次も特別編!
数をしぼって記事を作った方が面白いかもなので、少し考えます。
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