ライトノベルインフォ

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叛逆せよ!英雄、転じて邪神騎士☆新作ライトノベル紹介☆試し読み(61)

毎回新シリーズライトノベル試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎」をインフォします。

叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士

叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士 (電撃文庫)
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メーカー希望小売価格:630円+税

まずは、タイトルと イラストから
そして、あらすじ、詳しくは公式で

叛逆せよ! 英雄、転じて邪神騎士|電撃文庫公式サイト

英雄だって邪神王国復興したい!
邪神騎士にジョブチェンジをとげた<竜戦士>のちょっと難儀な冒険譚

 邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。
 戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人<竜戦士>ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉や身勝手な戦後処理によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。
 見かねて手助けしてしまったギュネイは、うっかり救世主、<黒狼の騎士>として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で?
 英雄による邪神王国復興物語、開幕!

■著者
著者の杉原智則さんは、うん、「烙印の紋章」で有名な作家さん。20年近く商業で活躍されているベテラン作家さんです。

イラストレータ
イラストの魔太郎さんは、言わずと知れた人気イラストレーターさん。コミケでは壁サークルですし、ラノベでは「艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆」が有名でしょうか。透明感があり、目に特徴がある可愛いイラスト、巨乳を得意としていますね。
以前ご挨拶させていただいた際は丁寧に対応してくださりありがとうございました。
烙印の紋章―たそがれの星に竜は吠える (電撃文庫)艦隊これくしょん -艦これ- 鶴翼の絆 (富士見ファンタジア文庫)

今回はこの新シリーズの紹介をしたいと思います。 

 

 

 

⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ

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そして私の評価はこちら

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読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから・・・・・・工夫します。

■ジャンル
通り、魔王や悪の帝国が滅ぼされた後のお話。それまでの流れを全てすっ飛ばして、4巻目くらいから話が展開するラノベが増えている気がする。その手の作品は、実力を隠している平凡な少年が、本来の実力を発揮して次々と強者を打ち倒していく展開が多く「落第騎士の英雄譚」等の学園的な最弱サクセスストーリーともちょっと違ったジャンルとなっているように思う。何となく異世界転生モノをリビルドしたような感じなのかな。
学戦都市アスタリスク 01.姫焔邂逅 (MF文庫J)落第騎士の英雄譚<キャバルリィ>【電子特装版】 (GA文庫)

■ストーリー
国志等のシミュレーションゲームで、他勢力をほぼ滅ぼし、やることがなくなってつまらないので、別勢力から今まで自分がいた勢力を削っていく。っていう遊び方に似ているなと思いましたが、これだとわかりづらいですよね。
今回の話は、陰謀とか、新事実とかが、判明して、平和だった世界のバランスが崩れ、かつての英雄が立ち上がるというお話になりそうですよね。例えば、純血の聖女と呼ばれたヒロインが国家権力によりとらわれの身になり、主人公がそれを救い出すとか。その際に今までの仲間と戦うとか。
これは一例ですが、以前の戦いが、主人公ではない英雄をリーダーとしていたならば、このお話の主人公は間違いなく<竜戦士>主人公なので、どうなっていくかはこれから次第ですね。
 自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? (MF文庫J)三國志 10 with パワーアップキット


■気になった点
 やっぱりちょっと読みづらいところ。試し読みですら少々時間がかかってしまった。いつもいつもテンポ感のいいラノベばかり作らせるなんて、ラノベ読者の業は深いみたいなことを言っているのだが、今回の小説を読んで、やっぱりテンポ感も大事だなと思ってしまった。ちょっと初めから設定過多なのかなと、必要なところで順々に追加していく形の方が良かったように思われた。

■総評
 試し読みでは先の気になる展開で終わってしまっています。ストーリーの予測も難しいので、1巻でちゃんと話が終わるのか心配するくらい序盤に紙幅を割いていますね。ある意味伏線を多数載せているのだと思いますが、その辺が読みづらい原因でもありました。

 続巻が約束されている感じであれば、おお、杉原さんでしたか。なるほど、重厚な感じのダークファンタジー的なお話になるのであれば、設定の伏線が多くなっても仕方ありませんね。ちょっと古いかもしれませんが、こういう本待ち望んでいた方も多いかも。歯ごたえのあるラノベを読みたい人にはオススメです。
・久々に歯ごたえのあるラノベを読みたい人
・設定にこだわったラノベを読みたい人
・ためが多く先の展開をハラハラしたい人

上記の人にはオススメだと思います。