※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。☆新作ライトノベル紹介☆試し読み（７４）

毎回新シリーズライトノベルの試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ「※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。」をインフォします。

７月２５日発売！

この妹、可愛すぎるのでは!? 笑って泣けて心震える熱血創作妹ラブコメ!

巳月紘には、こいつのためなら死んでもいいと思える愛しい妹――巳月唯々羽がいる。朝、目が覚めたら二人で一緒にご飯を食べてそれぞれ仕事と学校に向かう。どんなに残業地獄が続いていても、唯々羽が「おかえり」と言ってくれたり、笑顔を見せてくれるだけで救われ、早く帰れた夜にはその髪を梳いてやったりもする。――――だが、そんな巳月兄妹には誰にも言えない秘密があった!　実は、唯々羽は(売れない)ラノベ作家で、紘はその担当編集だったのだ!　「このままだと、編集者さんが代わっちゃうかもしれないから。わたしはおにぃちゃんじゃなきゃ、やなの」妹を売れっ子作家にするために、紘は今日も唯々羽を膝に乗せて執筆を手伝う。時には頭を撫でて褒めてやり、一緒のお風呂で癒やし癒やされたりも!?　それなのに、唯々羽が書くのは迷走したトンデモ小説ばかりで……!?　全世界のお兄ちゃん必読! 笑って泣けて心震える、熱血創作妹ラブコメ!!　これは、物語を愛する全ての人へ贈る――いつか世界を変えるかもしれない兄妹の創作記録。

■著者
弥生志郎さんは、中堅作家さんというところの立ち位置かなと。「カレントテイル」などの著作があります。今年に入ってから２シリーズ目ですね。

■イラストレーター
イラストのHitenさんは、以前から同人などで活躍されているイラストレーターさん。「読者と主人公と二人のこれから」等青春モノで透明感のあるイラストを描く絵師さんという印象でしたが、本作ではエロいテイストも描いており、非常に上手ですよね。ちょっと新しい発見でした。

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⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ

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そして私の評価はこちら

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読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから･･････工夫します。

■ジャンル
「エロマンガ先生」より始まり、すでに売れるジャンルとして確立されている「業界お仕事モノ」＋「妹」の作品。今回は、小説家＝妹と、編集者＝兄のコンビ。女の子は必ずしも「妹」でなくてもいいが、ロリ系、もしくは妹のほうがよく、幼馴染とかは微妙にだめだったりする。まあ多分、家族ってところで、認めてくれる存在を読者が求めているのだろう。売れてる作品としては「妹さえいればいい。」「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」とかが挙げられる。

■ストーリー
業界人として仕事していると出会う苦労や、事件を人伝てに聞いた話なども交えつつ、オーバーに、かつ美談に落ち着けながら進行していく展開が予想される。ただ、今作は、クリエイター同士ではなく、クリエイターとプロデューサーの関係なので、二人の共同作業がテーマとなり、誤解によるドタバタと衝突、からの相互理解がメインになってくるかなと思われる。

■気になった点
　やっぱり作家と編集者って一定の距離をとって付き合うもので、四六時中顔が合わせられる兄妹となると、リアルでは結構きついものが有るんじゃないかなと思うところ。打ち合わせでも普段の生活でも変な遠慮が生まれてしまいそうだし、何より変な先入観も働いてしまって本当にいい作品ができるかどうか……………。これが夫婦だとまた別みたいなのだが（作家と編集者のカップルはそこそこいるらしい）

■総評
結構な長文を書いたつもりですが、ちょっと書き足りない作品でした。作家の苦悩、編集者の苦悩、家族としての苦悩、まあ最終的にはハッピーエンドになっていくだろうとは思うのですが、その間の山谷が結構高く深くなりそうなお話なので、読み応えがありそうな作品です。個性あふれる？作家や編集者のヒロインたちも出てきますし、うーん、ちょっと続きがえらいきになりますね。
・ラノベ業界に夢を見てる人
・妹との共同作業が好きな人
・２次元ブラコンシスコンな人
・UPDOWNのあるストーリーが好きな人

上記の人にはオススメだと思います。