なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣☆新作ライトノベル紹介☆試し読み(76)
毎回新シリーズライトノベルの試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ「なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣」をインフォします。
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詳しくは公式でなぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣 | MF文庫J オフィシャルウェブサイト
『世界の終わりの世界録』の細音啓が贈る、王道ファンタジーの超大作!
「なんで誰も、本当の世界を覚えていないんだ……!」地上の覇権を争う五種族の大戦が、英雄シド率いる人類の勝利に終わった時代。だがその世界は、少年カイの目の前で突如として「上書き」された。書き換えられた世界でカイが見たのは、英雄シドの不在により人間が五種族大戦に敗れた光景――ここでは竜や悪魔が地上を支配し、さらにカイは全ての人間から忘れられた存在になっていた。だが神秘の少女リンネと出会い、カイはこの書き換えられた運命をうち破ることを決意。英雄なき世界で、英雄(シド)の剣と武技を継承し、君臨する強大な敵種族に戦いを挑む。世界から忘れられた少年が「真の世界を取り戻す」ファンタジー超大作、開幕!
⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ
そして私の評価はこちら
読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから・・・・・・工夫します。
■著者
細音啓さんは、「氷結鏡界のエデン」「世界の終わりの世界録」という2つのヒット作で知られた作家さん。最近では、「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」がヒットしていますね。ファンタジー作品には非常に定評があり、作り込みや設定のしっかりした物語が多い印象です。
■イラストレーター
イラストのnecoさんは、ラノベ絵師としてよりも同人で有名な方という印象でした。銃器やメカ等と、ファンタジー系のガジェットと両方描けるタイプだと思っています。
今回はこの新シリーズの紹介をしたいと思います。
■ジャンル
本作は、少し読んで「あれ?」と思い、著者を確認して「ああー」と納得した。そう。この感じは、細々音さん。ジャンルについても『著者:細音啓』ということが全てを物語っている。近作の「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」、特に「世界の終わりの世界録」にも設定がどことなく似ているし、
重厚な世界観で勝負するファンタジー、伝説の存在との邂逅、再会を求めて旅をするといったところは、本作でも堪能することができる。
■ストーリー
根本的には、「自分が元いた世界を取り戻す」ことに帰結していく物語かなと思う。そのために、協力者(伝説の存在とか)を得て、アイテム(伝説の剣とか)を捜しいていく旅が描かれるだろう。その間、バトルパートでは迫真のアクションが、ストーリーパートでは、複雑に絡み合った人間関係と登場人物たちの譲れない想いから生みだされるドラマティックな物語が用意されているに違いない。
■気になった点
気になるとすれば、設定の難しさや世界観の深さが、やや取っ付きにくいところ。ただ、わかりやすくなっているし、ストーリーと上手く絡めて設定の説明がされているので、文章力で難しさはかなり軽減されていると思う。あまり構えず読めるという意味では、さすがというところ。
■総評
うーん、面白そうだな、というのが第一印象。すごいですよね。今年に入ってから新シリーズが4本くらい立ち上がってるんじゃないかなと思います。それでいてクォリティも高く、最近では「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」も重版がかかっています。
さて本作ですが、非常にクォリティの高い作品だと思います。没入感の高いストーリー、しっかりした世界観設定は、読みごたえを生み出します。今回は、銃器等も出てくるやや近未来型のファンタジーとなりそうですが、バトルアクションの幅は広がるでしょう。いずれにせよ感動のラストが待ち構えていると思いますので、続きが気になる作品ですね。
・作り込みの多い世界観や設定が好きな人
・アップダウンの激しい物語が読みたい人
・ラノベを読んで感慨に浸りたい人
上記の人にはオススメだと思います。
最後にもう一度、そんな本作みなさまよろしくお願いします!
なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣
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