ライトノベルインフォ

オタク歴10年以上のryuhyoiが、注目の作品を紹介しつつ、備忘も兼ねたブログです。

新作ライトノベル紹介☆こんな僕(クズ)が荒川さんに告白(コク)ろうなんて、おこがましくてできません。☆試し読み(96)

毎回新シリーズライトノベル試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベこんな僕が荒川さんに告白ろうなんて、おこがましくてできません。」をインフォします。
こんな僕が荒川さんに告白ろうなんて、おこがましくてできません。
こんな僕が荒川さんに告白ろうなんて、おこがましくてできません。 (講談社ラノベ文庫)
9月1日発売!
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メーカー希望小売価格:税込み691円

詳しくは公式で
ラノベ文庫|既刊案内(シリーズ一覧)|講談社コミックプラス

アタシがあんたをスクールカースト頂点にたたせてあげる!

浅井悠馬。好きな言葉はサービスシーン、嫌いな言葉は協調性。成績優秀だがクズを自認する彼は偶然、学園祭でのクラス演劇主役に選ばれる。拒否ろうとするもクラスの中心に君臨する美少女、荒川唯に説得され――「俺みたいなクズに、クラスの中心で輝くキラキラ主人公の気持ちがわかるわけないだろ」「じゃああんたをスクールカースト頂点に立つ男にしてあげる、だから……」劇の練習そっちのけで唯たちのグループと行動し始めた悠馬。次第に唯の見た目と全然違う純真さとひたむきさ、そして抱える秘密を知り……ピュアじゃないから、輝くときはまばゆく光る。素直じゃないから、本当の気持ちを知っている――ダメな青春を《再定義》する覚醒系クズキャラ青春コメディ!

■簡単な感想
 一言で言うと、可愛い女の子が出てくる、主人公育成系ラブコメ。女子目線での非常にリアルででも、絶対に居ないヒロインがかなりGOOD!

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⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ
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そして私の評価はこちら
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読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから・・・・・・工夫します。

■著者
 清水苺さんは、以前「ありえない青と、終わらない春」で紹介した作家さん。今までの作風を少し変えてきた印象ですね。でも、私は本作が一番好きです。

イラストレータ
 シソさんは、既に何レーベルかで、文庫サイズ、BOOKSサイズの本のイラストを担当されている方。少し低年齢層系の可愛い女の子が得意な印象ですが、身体の描き方は艶かしいですね。アンバランスな艶かしさを感じさせるイラストが多いように思います。

 

■ジャンル
し読みを読んで、ぱっと思い出したのは、「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!ヒロインに弱みを握られ、オタク知識を授ける代わりに、主人公をリア充にするという話だった。次に思い出したのは、「野ブタ。をプロデュース」。

 どちらも、非モテをイケてる存在にプロデュースしていく作品。本作でも、目的のために(文化祭で発表する劇を成功させる)、主人公をプロデュースしていくヒロインという作りが似ている。わりと女子向け漫画に多いようなシチュエーションを、登場人物の性別を入れ替えて作品にした印象。ある種のシンデレラストーリー

おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ! (富士見ファンタジア文庫) 野ブタ。をプロデュース (河出文庫)


■ストーリー
日常ラノベは、初めのうち、リア充同士のラブコメ、青春モノが多かった。そして、リア充リア充との交流(衝突と承認、そして相互尊重)を描くラブコメが増えていく。そして、交流から、リア充と非リア充(≒オタク)との壁をぶち抜いてくる作品も……。

 男性が女性を変えていく「中古でも恋がしたい!」や「冴えない彼女の育てかた」等、逆に女性が男性を変えていく「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!」等が出現。前者は、女の子を振り回して、自分色に染めたいという欲求。後者は、女の子に手を借りて(振り回されながらも)、自分を変えていきたいという欲求に寄り添うことで、読者の支持を得てきた。

僕は友達が少ない (MF文庫J) 中二病でも恋がしたい! 戀 (5) [Blu-ray]

作は、クラスカースト最上位の美少女が、素材はいいけどパッと見、冴えない主人公をプロデュースしていくお話で、間違いなく後者。作中では、女性優位で、主人公はヒロインに振り回される立場になる。そんな災難? や苦悩? の中で成長していく主人公を見守るストーリーとなるだろう。

 ある意味ヒロイン2人に一本釣りされる主人公なので、シンデレラストーリーと言ってもいいし、その後、女子2人(以上?)が主人公を取り合うハーレムラブコメの要素も持った作品と言える。

 若干こじらせている主人公だが、意外に、真面目で誠実。わりかし簡単に、困難を乗り越えていく展開が予想される。あまり不安なく安心して読める作品だろう。

中古でも恋がしたい! (GA文庫) 冴えない彼女の育てかた (富士見ファンタジア文庫)


■気になった点
 この手の作品は、たいてい、作家さんの闇の深さを感じることになるのだが、今のところそういった兆候はなし。逆に言えば、闇が全くないと、それはそれで当たり障りの無い面白みの無い文章になってしまう。深い闇ではない方がいいが、明るすぎるのも良くない。程よい闇が、物語とマッチした形で登場すればいいのだが、こればっかりは作家さんの資質と文章とのバランスにもよるので、中々にこのジャンル、難しいかもしれない。




■総評
かりませんが、清水苺さんって女性作家さんですかね。以前紹介した「ありえない青と、終わらない春」といい、本作といい、女子の書き方、ストーリーの進め方、設定の作り方が、女性作家さんに見えました。「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!」などと比較しても、ブコメにおける女子のリアルっぽさは、作為的になりがちな男性作家にはかなわない部分があるので、「ゴールデンタイム」なんかまさにその最たるところですが……。

 さて本作。このジャンルは、この作家さんにドンピシャなジャンルだと思います。色々設定をまねしているような跡も見えますが、この作家さんの独自色が出て、かつ才能が生かせる物語になっているのではないでしょうか。

 端的に言って好きです! この作品。こういう、ラブコメらしいラブコメって最近中々無いじゃないですか。特に、頭の中で想像する時、これだけクリアに情景が浮かんで、かつカワイイ女の子って中々出会えないと思うんですけどね。
・本当に可愛いヒロインに出会いたい人
・作為的じゃないヒロインが好きな人
・ストーリーよりもラブコメ重視
・愛するよりも愛されたい人

上記の人にはオススメだと思います。

最後にもう一度、そんな本作みなさまよろしくお願いします!

こんな僕が荒川さんに告白ろうなんて、おこがましくてできません。
こんな僕が荒川さんに告白ろうなんて、おこがましくてできません。 (講談社ラノベ文庫)
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