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新作ライトノベル紹介☆嫌われエースの数奇な恋路☆試し読み(98)

毎回新シリーズライトノベル試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ嫌われエースの数奇な恋路 」をインフォします。

嫌われエースの数奇な恋路
嫌われエースの数奇な恋路 (電撃文庫)
9月8日発売!
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メーカー希望小売価格:630円+税

詳しくは公式で
嫌われエースの数奇な恋路|電撃文庫公式サイト

ブコメしながら青春してます!
第23回電撃小説大賞最終選考作、満を持して登場!

 五〇人である。
 前年の甲子園予選で決勝戦まで残った結果、北条館高校の女子マネ志望者は爆発的に増加した。
 その決勝戦敗北のA級戦犯にして今は男子マネとなった押井数奇、通称「嫌われエース」は五〇人全員を門前払いしようとするが、一人だけ残った強者がいた。
 蓮尾凜。ぱっと見は深窓のお嬢さんな美少女ながら、強気で不遜で唯我独尊。そしてどうやら過去になにか因縁があるらしく、やたらと数奇に構ってくる。
 そんな凜と一緒に、数奇はチームを甲子園に導くべく奮闘することになるが!?
「嫌われエース」と変人美少女が織りなす、笑いと感動のさわやかストーリー!

■簡単な感想
 今回は批評で色々悩んだ作品でした。王道野球青春モノとなっていますが、主人公は、肩(肘?)を壊した元投手のマネージャーです。

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⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ
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そして私の評価はこちら
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読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから・・・・・・工夫します。

■著者
 田辺ユウさんは、第23回電撃小説大賞の最終選考まで残り、本作でラノベデビューした作家さん。文章の作りもよく面白いので、これからの活躍が期待できますね。

イラストレータ
 赤身ふみおさんも、本作でラノベデビューっぽい絵師さんですね。背景や、光の陰影に特徴がある方のようです。

 

■ジャンル
しむことが一番リア充加点主義平等効率論オタク文化なら、高校野球は、勝利至上エリート至上減点主義上下関係・上手下手の差別根性論が横行している文化。これは日本の縮図だし、礼賛される文化でもある。

 本作は、この内、効率論>>根性論にしぼり、減点主義、差別の点でもうまく切り込んだ作品と言える。ただ、ラノベなどのサブカル分野において、相性の悪さは目立つだろう。いくら爽やかに描いても、10代後半から20代前半のラノベ読者には、嫌な経験を思い出させるきっかけになってしまう可能性がある。

 また、10代が過去1年間によく行った運動・スポーツで、1位はサッカー、2位バスケットボールで、野球は3位。この傾向は下の世代に行くほど顕著で、大人が思っているほど子供は野球を知らないことも、ヒットへの障壁となる。

地獄野球☆ワイルドウィッチーズ 美少女だらけのチームでプレイボール!? 「地獄野球☆ワイルドウィッチーズ」シリーズ (KCG文庫) ひとりぼっちの王様とサイドスローのお姫様 (メディアワークス文庫)


■ストーリー
立つ野球選手ではなく、裏方の地味だが重要な役割を果たしているマネージャー業にスポットライトを当てて、データID野球で、弱小チームを甲子園出場できる強豪に変えていく、ドラッカーのやつみたいになりそうかなと。

 ラノベ的なノリで行けば、主人公がリハビリによって怪我を克服し、最後の最後で復活して、戦力となる。そしてエースとしてチームを勝利へと導いていく展開が予想されていたりもする。最初は、イップスなのかと思ったが、どうやら深い事情があるみたいだ。こういう話は、いっそ清々しいほどクサい話にしたほうが、読者も納得し、感動する。不遇をかこつている少年が主人公ならなおさらだ。

おおきく振りかぶって(1) (アフタヌーンコミックス) 後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール (集英社スーパーダッシュ文庫)


■気になった点
 やっぱり、「ロウキューブ」以外に成功したスポーツモノは無いんですよね。なのでそこが気になる点。そして、野球は、高校野球は、特にラノベとの相性が悪い。というところでしょうか。

 高校野球に対して思うところがあるので、別記事を書きます。またそこで、今後の試し読み記事への方針も記載します。
 別記事掲載しました。

悲しき高校野球と、今後の試し読み記事の方針(コラム22) - ライトノベルインフォ




■総評
記に上げた理由で第一印象は最悪。ただ、試し読みを最後まで読んで、引き込まれる面白い作品だと思いました。続きも気になりましたが、若干王道すぎるストーリーラインが予想される点も相まって、私がこの本を手にとることはないでしょう。

 一般論で言うと、スポーツ漫画とか、そういう作品が好きな人。また、スポーツ好きな人にはオススメの作品でした。内容も面白いし、データや効率論に切り込んでいくスタイルや、意識改革等、旧来の根性論第一主義の作品に比べて、随分現代的な作品でした。監督や、顧問、コーチが登場せず、練習や試合が生徒の自主性に任せれれているのも好印象ですね。
 青春モノの一形態として、楽しめる人は多いんじゃないかと思います。
・野球が好きな人
・現代的な思考を持っている人
・爽やかな青春モノが好きな人
・最後は主人公が全部持っていく話が好きな人

上記の人にはオススメだと思います。

最後にもう一度、そんな本作みなさまよろしくお願いします!

嫌われエースの数奇な恋路
嫌われエースの数奇な恋路 (電撃文庫)
9月8日発売!
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メーカー希望小売価格:630円+税

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