ライトノベルインフォ

オタク歴10年以上のryuhyoiが、注目の作品を紹介しつつ、備忘も兼ねたブログです。

誰でもなれる!ラノベ主人公☆新作ライトノベル紹介☆試し読み(108)

毎回新シリーズライトノベル試し読みから新作を紹介する本コーナー
今回は、このラノベ誰でもなれる!ラノベ主人公」をインフォします。
誰でもなれる!ラノベ主人公 ~オマエそれ大阪でも同じこと言えんの?~
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■簡単な感想
 多視点で描かれる、ストリート系魔術バトルの群像劇。karoryさんの描くイラストと、属性の異なる女の子たちが登場するストーリーは必見です。

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詳しくは公式で⇒誰でもなれる!ラノベ主人公 〜オマエそれ大阪でも同じこと言えんの?〜|電撃文庫公式サイト

オタクでオカルトな大阪日本橋を舞台に
日常系魔術群像ストーリー、ゆるっと開幕!

 やれやれ系ラノベ主人公に憧れ、「異能バトルが起きたらなあ」と夢想する平凡な高校生・恭介。大阪の高校に転校してきた彼がオタ街・日本橋で出会ったのは、ダメ親の借金を返済して魔術結社からの足抜けを願う魔術師の少女、“ポンバシワルキューレ”の異名を持つデスコア系地下アイドル、異世界転生者を自称するポンコツ美女、家出中の病弱薄幸な幼女、そしてヤクザと本物の悪魔で!?
 騒動の始まりは恭介が日本橋でゲットした一冊のレア同人誌。思わぬ幸運にはしゃく恭介だったが、それをきっかけに身の回りでリアル異能バトルが勃発したことには全く彼は気づかなかった……。
 オタクでオカルトな大阪日本橋の日常系魔術群像ストーリー、ゆるっと開幕!

⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ

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そして私の評価はこちら
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読みづらいので簡素にしていく方向です。
※試し読みとはいえネタバレを嫌う人もいると思いますから・・・・・・工夫します。

■著者
 真代屋秀晃さんは、すみません。私は存じておりませんでしたが、魔術バトルモノを沢山書かれている方のようです。「転職アサシンさん、闇ギルドへようこそ! 」や「レベル1落第英雄の異世界攻略」など、ちらほら名前を聞いたことがある作品もあるので、堅実な作家さんというところでしょうか。

イラストレータ
 karoryさんは言わずと知れた有名絵師さん。同人ではKAROMIXを主催していますね。コミケやコミ1などで買わせていただいたこともあります。ラノベ挿絵では、「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」や「勇者リンの伝説」などが有名ですね。はえれっとさんと見分けがつかなかったり……は、内緒です………。
 karory@COMIC☆1 あ39ab (@karory) | Twitter

karory画集 Karorful a la carte (MOEOHセレクション) feather karory ARTWORKS 限定版

(ジャンルとストーリーは同じようなことを書いている気がしたので、まとめます。その分少し長めになると思いますが、適度に切っていくつもりです) 

■ジャンル&ストーリー
 いわゆる現代異能バトルモノと解釈していいと思われる。登場人物が多く、頻繁に視点が切り替わるため、群像劇の要素も持っていると思われる。成田良悟さんや、鎌池和馬さんの影響も受けているかも。
 魔術バトルの群像劇で、有名な作品は「Fate/Zero」、「とあるシリーズ」が名作だろう。登場人物が多く、沢山の勢力の魔術バトルが繰り広げられるものだと、「カンピオーネ!」「いづれ神話の放課後戦争」「夢幻戦舞曲」などが近いか。

Fate/Zero(1) 第四次聖杯戦争秘話 (星海社文庫) 夢幻戦舞曲【電子特典付き】 (MF文庫J)

 登場するキャラの感じとしては、「異能バトルは日常系のなか」とかの影響も受けているような気がするが、試し読み段階ではちょっと不明。
 多視点から連続爆破事件が描かれていき、最後に主人公に収束していくような物語の展開が、予想されるに思われる。

異能バトルは日常系のなかで (GA文庫) カンピオーネ! 神はまつろわず (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

■気になった点
 登場人物が多く、わかりづらい。キャラ紹介の際に、主人公との絡みが用意されておらず、次々に場面が転換していくためだろう。やはり、主人公との関係性や、主人公との掛け合いで、キャラの印象や、性格を把握することが多いので、その点がわかりづらい原因となっていると思われる。
 一応、アイドルや貧乏お嬢様?、勘違い中二病金髪碧眼美人など、属性は別れているが、メインヒロイン以外は印象に残らず、物語のテンポを悪くしているように感じられた。



 

■総評
 面白そうな設定が散りばめられている作品です。ただ、やや広がりすぎているようにも感じられます。しっかりと回収しきれるかが心配でした。「灼眼のシャナ」等のように20数巻続けば簡単に回収できそうですが、昨今は、電撃でも1巻打ち切りが増えてきているので、恐いですね。

 キャラ描写は、karoryさんのイラストも相まって、とてもかわいくなっています。主人公との濃厚な絡みがあれば、嬉しい展開になるでしょう。気になりますね。あとは、どの程度魔術に対して掘り下げるか、キャラごとに特徴づけをしていくかで、小説の完成度が変わってくるように思います。

・魔術バトルが好きな方
・群像劇が好きな方
・オタク歴の長い方
・20代中盤以降の方

上記の人にはオススメだと思います。

最後にもう一度、そんな本作みなさまよろしくお願いします!

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