ジャナ研の憂鬱な事件簿☆新作ライトノベル紹介☆試し読み（２９）

５月１８日発売！

メーカー希望小売価格：611円＋税

まずは、タイトルとイラストから

新鋭作家が織りなす日常系ミステリー！
海新高校ジャーナリズム研究会（通称「ジャナ研」）に所属している、性格は少々難アリだが頭が抜群にキレる工藤啓介は、中学時代にあるトラウマを背負っていたために他人とはあえて距離を置くような高校生活を送っていた。そして学内でも評判の美人でありお嬢様である純真な先輩・白鳥真冬と出会うことにより、次々と事件に巻き込まれることになっていく。学内外で起こる様々な事件を頼もしい友人らと一緒に解決していくことで、少しずつだが啓介の環境が変わっていくのだが……。第11回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品！

⇒このライトノベルのスタッツはこんな感じ

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30pまでで判断するのは中々難しい。が、等身大の主人公たちが描かれ、日常系の青春ものっぽさがにじみ出ている。間違ってもラブコメにはならなそう。ガガガらしいやや斜に構えた主人公も感じさせるが、その線はやや薄そうで、意外と素直な性格をしていると予想される。あらすじではミステリーとも書かれていたので、「少年探偵シリーズ」とか、ああいう路線なんだろうか。

想像だけの話になってしまうが、ほぼジャンルと一緒。ラブコメには振られず、ジャーナリズムとして、ミステリーやなぞを解明し、それを学内新聞に載せていく話になってくるのかなと思われる。主人公とメインヒロインがどのような関係になっていくかも今の所不明。この手のお話では、まず”謎”が重要で、その後は問題解決へのアプローチが重要になってくる、バトル漫画で言えば、敵と、倒し方だ。だから、そこがいかに工夫されているかで話が変わってくるかなと。最後に、イラストの白身魚さんは、土橋真二郎さんのイメージが強いので、少しSFが入った話になるかもしれない。

■総評
青春系小説、かつミステリーとなると、確かにパイは大きそうではあるけれども、だいたいの人がマイベストを持っているジャンルとなってくるかなと思います。なので、よっぽど好きな人じゃないと買わないかなと。本作は、表紙やあらすじがやや弱いので、難しそう。個人的にもミステリーがどの程度かにかかっていると思うし、中々食指はのびないですね。このジャンルはやや飽和状態にあるので、差別化を図った方が良いと思われます。
・ミステリーが好きな人
・人間関係の不思議なバランスを楽しみたい人
・日々の生活でたまった澱を取り除きたい人