売上ベスト10新シリーズライトノベル(2011年度前編)☆コラム(10)
最近試し読み記事ばかりあげていたので、たまには、ランキング記事を!!
2011年度のTOP10+番外編(有名作品)についてランキング形式で紹介する。
今回は、10位〜7位 カウントダウン!
前回記事や、ランキング記事についてはこちらにまとめました↓
第10位
著:おかざき登、イラスト:ぺこ。全8巻。公称累計売上の数字はありませんが、15万部くらいは売れている作品だと思われる。メディアミックスはコミカライズと、ドラマCD止まりで、アニメ化はされず。ただ、アニメ化無しでゲーム化されているのは、中々珍しい(しかも2作品)ずっと、読もう読もうと思っていたがまだ未読。この時期は注目作品が多数ありすぎて、自分と同レベルのオタクたちはだいたいそうだったのではないかと思う。
タイトルやあらすじを見ても、もはやMF文庫Jの既定路線と化していた「ハーレムラブコメ」と生徒会や学校、その他既得権益との「闘争」という2要素で描かれる学園もの。この時期のMF文庫Jは雨後のタケノコのごとく特定ジャンルを量産していたが、そのどれもが一定の数字を出していたようだ。
第9位
著:木村心一、イラスト:こぶいち/むりりん。木村心一のデビュー作で、第20回ファンタジア大賞佳作受賞作。全19巻。公称累計売上370万部以上の大ヒットアニメ化作品。アニメは2期。ある意味「空前絶後のー、超絶怒濤のー」問題作。主人公は最初に殺されてるし、ヒロインは、ネクロマンサー、魔装少女(魔法少女じゃないの?)と吸血忍者(これも初めて聞いた)で、まあメチャクチャ、さながら木村ワールドになっている。著者あとがきによれば、ミステリー推理ものらしいが、どう考えてもラブコメになっている点等、ネタをあげれば挙げきれないほどのネタギャグが詰め込まれており、笑わずに読める人がいれば、見てみたい。
何年もラノベを読んできて、正直詳しい部類に入ると思われる小生にとって、他の著者や作品と比べようの無い書き味、文章を持つのは、本作品くらいではないか。とにかく紹介が難しいので、是非読んでみてほしい。賛否両論にはなるだろうが。
第8位
著:丸岡望、イラスト:吟。全8巻。公称累計売上不明だが15万部くらいは売れているかな。著者は本作で、第18回電撃小説大賞大賞を受賞してデビュー。硬派なSFもの。昆虫にメカという組み合わせとなっており、いつの時代も、時代を切り開いてきた電撃らしい大賞作品。ただ、やっぱりアニメ等とのニーズはあっていなかったのか、大ヒット作とはならなかった。実際読めてはいないが、雰囲気は、「ブラック・ブレット 」とかに近いのかな?
相変わらず、MF文庫Jが攻勢。アニメ化作品もぱかぱか出ている。電撃は大賞が不遇で、革新的作品を生み出しているものの、時代がついてこなかった。ファンタジアはまた別の切り口で覇を競っている印象。次回は、番外編3or4作品のコラムとなると思う。またおつきあいいただけるとありがたい。
今回は少し数をしぼって記事を作りました。
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