春アニメ注目作品その5(終わりのセラフ)
本日は、終わりのセラフについて紹介していきたいと思います。
公式:終わりのセラフ/Seraph of the End animated TV series
既刊8巻、累計180万部突破という結構売れている作品です。
漫画とは別にラノベの方でも作品が出てますね。
アニメや漫画の4年前を描いた作品になっているみたいです。
終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)
- 作者: 鏡貴也,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/01/04
- メディア: 文庫
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実はこの作品、アニメ化されるまで存在を知らなかったのです。
ですから、今回の記事では内容に深く切り込んで何かを言ったり、
分析したりということはできません。
ここではアニメ1~3話を見ただけのあらすじの紹介と、感想だけを述べようかと思います。
では、簡単なあらすじをば……。
舞台は近未来?、人類は突如発生した未知のウイルス(15歳以上は死んでしまう)により滅亡寸前。
生き残ったのは14歳以下の子供たちだけ。
そんな滅亡寸前の世界に、吸血鬼たちが襲来する。
子供たちは集められ食料を与えられる代わりに、
ひたすら吸血される家畜同然の扱いを受けることになる。
そんなある日、
子供たちの中の1人、百夜優一郎は仲間たち(孤児院で一緒に育った家族同然の仲間)とともに、
吸血鬼が作ったコロニーからの脱出を図る。
しかし、自分を除く仲間たち全員が吸血鬼に殺されてしまい……。
4年後、彼は家族を殺されたトラウマと吸血鬼たちへの復讐心を糧に軍人となり、前線に立っていた。
しかし、希望としている吸血鬼狩りチームには配属されず、
軍での協調性を欠いた行動により、精神と協調性を鍛えるため、
とある高校に送り込まれ、友達を作るようにと命じられる。
その後諸々あって友達もでき、武器も作り
吸血鬼の部隊に配属されるところまでが3話までの流れです。
以下感想になります。
正直、今期アニメの中では、かなり注目度が高い作品だと認識しております。
何てったって、鏡さんですし、一般受けしやすいSF的な世界観、バトルと友情という少年漫画の定番、
善悪のわかりやすい二項対立、どこをとっても人気が出そうなパーツばかりなのですが……。
が、です。ちょっと私の心にはいまいち刺さらなかったかな。
という印象でした。最も、まだ3話ですし、原作読んでない人間には難しい内容なのかもしれませんしね。
なんとなく、1話1話がぶつ切れ状態で、ちぐはぐに感じるのです。
中でも2話が唐突でした。軍隊で何か活躍してるというストーリーでも良いですし、
もっと先、吸血鬼部隊に入った後のことでも良いと思いますが、
中途半端なところで物語が切られている印象でした。
1つ1つのエピソードで、伝えたいテーマは、わかるのです。
1話は、主人公のトラウマと、吸血鬼に復讐心を持つに至るまでの状況の描写。
2話は、友情の大切さと、主人公が周囲の人間とコミュニケーションを取るまで。
3話は、過去のトラウマを乗り越え、主人公が武器を手に入れるまで。
こういう風に考えれば当然の線引きなのですが、
たとえば、友情の大切さをわかるまでにもうすこし色々なエピソードがあっても良いかな
という部分、トラウマを乗り越えるにしてももっと描写がと思ってしまう部分
が、出てくるんですね。
テンポのいい漫画とかアニメって、ある意味、当然そうなるだろうことで、面倒そうなところをはしょっているのですが、
このアニメは、お約束ではあるものの、名シーンになりそうなところを
はしょっちゃっているような気がするんですよね。残念です。
やっぱり原作読んでないからでしょうかね。
この消化不良感は……。
これくらいにしておきましょう。
鏡さんといえば、アニメ『伝説の勇者の伝説』後半オリジナルストーリーでの
神展開はあまりにも有名なところとなっています。
ですから、まだまだ評価を下すには早すぎると思って、今後の展開を見守っていきたいと思います。
声優キャストにしても
早見さんがまたまたいい味出してますし、中村さんや、井口さんや、色々と上手いところがそろってます。
ちょっと何クールになるのかはわかりませんが、
1クールでは消化不良、2クールならば良作になるのではないかと
予想する次第です。
この手の重厚な世界観を持つアニメって、アニメから入るのが本当に難しいように思います。
最後に、オンエア情報です。